【相続】新紙幣とタンス預金
2024年7月前半に新紙幣が発行されますね。
もうすでに造幣局では現在のお札の印刷は終了しているようで、新札は無くなり次第順次終了予定だそうです。
長年親しんだ福沢諭吉ともついにお別れです。
新紙幣になると共に新たな偉人のお札も楽しみですね。
1万円札は 日本の資本主義の父「渋沢栄一」
5千円札は 津田塾大学の創始者「津田梅子」
そして千円札は 近代医学の父「北里柴三郎」
裏面にはそれぞれ東京駅・藤の花・冨嶽三十六景となっています。
どれも美しく楽しみですね。
新紙幣発行の最大の目的は偽造防止です。紙幣では世界初といわれる3次元ホログラム技術を導入しています。視覚障がい者の方が触ることで判別しやすくなっているのも大きな改良点です。
また今回大きく変わった部分としては数字の大きさです。漢数字より洋数字を大きくしたのは海外旅行者へのわかりやすさとユニバーサルデザインを導入したものと思われます。
もともと日本の紙幣は世界的に見ても偽造がほとんど不可能な高度な技術を使用していますが、今回の新紙幣で更に偽造ができないものへとなるようです。
さてここで本題ですが、新紙幣の発行にはもう1つワケがあるようです。
新紙幣になるということはATMや自動販売機などの改修の必要性があり、コストも相当かかるので小売業者ではキャッシュレス化に一段と力をいれる可能性がでてきます。
要は「タンス預金」を使わせたい狙いもあるのではないでしょうか。
新紙幣になることで、旧札を銀行に預けたり、投資に回したり、若い世代へ贈与させたりとそれこそが政府の狙いなのかもしれません。
タンス預金も100万円ほどなら問題なさそうですが、まとまったお金となると「暦年贈与」や「相続時精算課税制度」の利点をうまく活用しながらタンス預金の移行をしていく必要があるかもしれません。
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